Lv100 第四十七話掲載

久しぶりに本格的な家庭での飼育の話。
エウパルケリアといえばLv100の原点でもある「恐竜の飼いかた教えます」(初版)で椅子に座った飼い主の持つイチゴクリームサンドに興味を示す姿なんだけど、ああいう恐竜や翼竜のご先祖的なイメージからずいぶん変わったということで、種類自体にはノスタルジックなものを感じつつ今の目線で。より「それっぽいの」の話も他にできるかもしんない。マラスクスとか。
恐竜の祖先どころか主竜類そのものに含まれなくなってるし普段は四足歩行だしでだいたいオオトカゲっぽくなっちゃってる。飼うの簡単といえば簡単なんだけどねオオトカゲと比べても小さいほうだし。
強膜輪を調べたら夜行性だということになった…っていうパターン多いよなあ。歯の断面は調べても案外すっと出てこなかったけど60cmあるやつがそんな昆虫ばっかり食べてないだろうな。
恐竜の祖先だと思われてた関係で印象は強いんだけど実際に標本を見たこと自体はあんまりなくって、告知ツイートに載せる写真もなかなか見付からなかった。最近はそんなに注目されてないだろうなあ。そんなエウパルケリアの立場が反映されて昭和の古生物好きと平成の古生物好きのジェネレーションギャップのお話になりましたとさ。
今のペースと計画なら博物ふぇすに第六集出せるかもしんない。
今回もよろしくお願いいたします。

四十七話(サイト)
四十七話(カクヨム)

Lv100 第四十六話掲載

11話以来の翼竜だあああやっとだあああ
タペヤラを植物食と考えるかどうかはかなり迷ったんだけど、他の大型のタペヤラ類ならともかくタペヤラそのものは植物食じゃなさそうな特徴が全然見付からなかったのでGOサインが。逆に植物食っぽい特徴を並べると、
果実・種子食に適した特徴 ・背が高く短い、噛む力の高そうなクチバシ・クチバシの先端はものをつまみ取るのに適している・クチバシの途中にあるへの字の部分や口蓋の膨らみは果実・種子を割るのに適している
果実・種子を探すのに適した特徴 ・後肢が長く枝を渡るのに適している・前肢の翼がそこまで極端に長くない上に全体的に小柄なので森の中を飛ぶのに適している・爪がスパイク状というよりフック状で、後ろ足が大きいので枝を掴んだりぶら下がったりするのに適している
状況証拠 ・タペヤラ類の多様化と被子植物の多様化が符合する・サンタナ層から多様な植物が発見されていて、被子植物、ナンヨウスギ、グネツム、マオウなど食べられそうなものも多い
という感じ。雑食とかでもいいと思うし今回も幼体はそこまで種子食に適してないってことで昆虫食べさせたけどね。それにしても翼竜の爪の形をきちんと見たくなるとは思ってなかった。
あ、マオウは残念ながら今回ちょろっとだけだったけど草体には幻覚作用がある割に実は普通に食べられるそうな。
でグネツム類なんだけど、今回調べるまでグネツム類って何なんだよって言ってたんだけど限りなく被子植物っぽい裸子植物だそうで。そんないかにもいそうなやつの存在を知らなかったのがちょっと悔しい。マオウもグネツム類よ。
しかもグネツム類の一種グネツム・グネモンの種子はインドネシアではスナックとして食用にされているという頭がクラクラするような事実を知ったのでエキゾチック食材の店で手に入れて実食してみたよ。結果はまあ大体本編にあるとおり。その様子をまとめたのはこちら→Twitterモーメント:裸子植物と被子植物の中間の植物グネツム・グネモンの種子から作られたスナックを試食
味はともかくこれなら今タペヤラを飼育したとき食べさせるのにぴったりだということで全面的に採用。本当は農業的にきちんと利用するのは研究段階らしいんだけどね。受粉に関する工夫についてはグネモンではなくイチゴ等で実例があるよ。
このあたりの植物のことが知りたくて、サンタナ層群の化石に強い城西大学の化石ギャラリーに行ってみたら、魚類が大充実だったんでこれも採用。ラーガシュテッテものになることが決定!いや選出から配置から何から大変になっちゃうからしばらく避けてたんだけど…サンタナ層群ならある種避けられないかなっていうね。
で城西大学で見付けたセアラケリスが前からちょっとネタにしたかったボトレミス類だっていうんでカメづくしのときに出したアラリペミスとサンタナケリスと一緒に登場させたんだけど…、「海を羽ばたいて泳ぐ曲頸類」っていうのがポイントなのにセアラケリス自身が本当にそうだっていう確証がないのを白状しておこう。2015年の豊橋で古生物学会のときに取ったメモが見付かればもっと詳しいことが分かるんだけどね。
城西大学化石ギャラリーのまとめ→Twitterモーメント:城西大学大石化石ギャラリー 20170422
そんな感じで選出ができて、前回の科学動物園の中にある施設にしようってなったところで、タペヤラのバイオロギング+VRに加えてアンハングエラの映像展示も決定。大好きだけど出すのは無理だと思ってたアンハングエラが無理矢理登場!もちろん11話で言ってた施設よ。誰かバイオロギング+VRをパクって実際に展示してください。
今回もよろしくお願いいたします。

四十六話(サイト)
四十六話(カクヨム)

Lv100 第四十五話掲載

思ったより第六集収録分が哺乳類中心にならない…。
アマルガサウルスの棘突起が何だったのか問題にある程度片が付いたらアマルガサウルスの話を書こうと思ってたんだけど、一応ディプロドクス上科の首の軟組織を現生のワニとかダチョウとかと比較して検討した論文があったからね。
"Pneumaticity and soft−tissue reconstructions in the neck of diplodocid and dicraeosaurid sauropods"
DANIELA SCHWARZ, EBERHARD FREY, and CHRISTIAN A. MEYER 2007
(リンク先PDF)
これも10年前のやつにしてはアマルガの首の復元がこれで定着してないんで決定版でも何でもないとは思うけど自分だけで手に入る情報からああだこうだ考えるのだと全然及ばなかっただろうからね…。
というわけで(とりあえず今回は)アマルガサウルスの棘突起は根元1/3が分厚い帆(中身は気嚢)で先2/3は角質に覆われた棘っていうことで。それなりに太さはあるし、骨自体も生きてる時はある程度弾力あっただろうから、先端に力をかけるとかしなければ折れないんじゃないかな。
棘を武器として使おうとしても後傾してるから前に突き出せないんじゃないかとも言われてるけど、むしろ横に振り回すんじゃない?って思ったのと(角竜の角もそれっぽいよね)、竜脚類の首は弱点だと思われてるけど大部分はしっかり骨組み通ってるし上の論文のとおりだとその骨もしっかり気嚢と筋肉でクッションが施されてるしむしろ武器になったんじゃないかと思ったのとで、首と棘を横からぶつけて争うようにしてみた。キリンが首をぶつけ合うのが元ネタではある。
それから動物園のヤギでも角をぶつけ合って争ったりするからそのイメージも強い。そういう動物の行動で立つ音っていうのも動物園で体験できるものの重要な要素なのでその辺も入れてね。
繁殖が上手くいかなくて展示できなくなった動物があったとしても野生個体の研究で得られた映像をVRとして上映したらなまなかな飼育よりいい展示になるんじゃないかと思ってるんだけど、あんまり半端なもの流すと今度はネットとかテレビで見れるわってなるんで…でもたとえVR映像を配信したところで音の迫力って普通の視聴環境で再現するの難しいと思うのね。そういうわけで今回は音にこだわった。
竜脚類を飼育するならよっぽどいい環境じゃないと説得力ないんで施設に関してはやりたい放題詰め込んでみた。さらにそれを上回るものも出さないといけないんでアメリカさんの映像も出してと。こういう手段なら日本で飼育できなさそうなものも出せるな。アウカサウルスの回にもちらっとカルノタウルスが出てたし。
今回もよろしくお願いいたします。
四十五話(サイト)
四十五話(カクヨム)

20170320 大英自然史博物館展

モーメントを使ったレポ第二弾なんだけどスマホからは見れない疑惑が。俺のスマホだけかな。
大英自然史博物館展はまた行きたい。

茨城県自然博物館 アンモナイト・ワールド

1日に。
最近ブログでのレポをすっかりサボり気味になってるけどツイートでやればはるかに楽じゃねーかってことに気付いたので試しにツイートしたのちモーメントにまとめてブログに貼るという方法にしてみる。
前までのレポートは写真を拡大する手間もあるしな…。

2017年04月04日 | Comments(0) | Trackback(0) | 未分類
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