Lv100 第四十三話掲載

若干ペース遅れ気味。これもホントは時期的に年末に出したかったんだけど…どうでもいいけど。
昆虫大学用の特別コラムに書いたとおり三葉虫とウミサソリの鍋を出してやろうってことで。前半の水族館にもウミサソリ出すはずだったんだけど、というより水族館はそっちメインになるはずだったんだけど、導入のつもりで入れた部分が膨らみすぎちゃってウミサソリはまた今度ということに。またラーガシュテッテ再現モノになるんだろうなー。大変だなー。
でその前半部分、どこかの水族館にクラゲでやってほしい展示を古生物でやるならってことで遊泳性三葉虫に。色々分かって面白かったけどテレフィナ科のちゃんとした化石が少なすぎてどうもねー。しかしテレフィナ科なら今回の「ぼくのかんがえたさいきょうのてんじ」にぴったりなので。誰かマジで作ってこれ。クラゲでいいから。
今回もよろしくお願いいたします。

四十三話(サイト)
四十三話(カクヨム)

プラネタリウム・カフェ 改訂版掲載

昆虫大学用に改訂してあったやつをせっかくなので。昆虫大学ではコピー誌を100円で出してたけどまあ…印刷費なので…今後もイベントの前に声をかけていただければコピー誌を作ります。
セリフの調整、第一話の時点で謎を提示するようにしたこと、発端とオチのギミックが別々だったのをなんとかしたことあたりが主な変更点です。
基本的にはそんなに変わってないですが、よろしければ。
第一話
カクヨム作品ページ

ところでなんだかんだ言って1ヶ月記事書いてなかったから広告出ちゃってたし11月ごろから行ってたところについての記事書いてないけど、そっちもそのうちなんとか。

昆虫大学2016を終えて

全体もうちのブースも大成功!本当に皆さんありがとうございましたー!
まずうちのブースのことから。
本の頒布数は、来場者数からいってもそこまでではないだろうと思っていたら予想の倍以上になる106冊(Lv100のみで)になりました!化石展示で古生物についてイメージがわいたのとか、特別版を作ったのとかが功を奏したみたい。特別版は売り切れました!今回しか出せないものなので売れ残ったらどうしようかと思っていましたがむしろ10冊は多く刷っておけばよかったと。すでにご好評のご感想いただいており嬉しい限りです。
化石展示も皆さん楽しんでくださいました。こちらが当たり前だと思ってることで驚いてくれるのは不思議な感じですが、これで化石の世界の入口を覗いてくださったなら嬉しいです。個人で標本を所有することに対するなんとなく懐疑的な気持ちに答えが出せた気がします。
特に楽しんでくださったのは・ディクラヌルスのレプリカと模型のセット(→色が実際に分かっている化石もあるということでバランデオプスの論文の写真へ)・丸まったファコプス・カリメネ類のノジュール・内部構造が見えるコスモセラス・ニッポニテスのレプリカ・アリ入り琥珀・ヤゴ・始祖鳥頭骨模型 あたりでした。今後も化石展示はより洗練させて続けていこうと思います!
ファコプスカンバッジも66個で6600円の売り上げに達しました!後日この売り上げをJAZAの募金箱に投入します。まだ在庫があるのでこれも今後も続けます。
というわけで昆虫大学向けの企画はおおむね大成功でした。
続いて全体について…も盛り上がりすぎてもうなんだろう、大きなネタはここで言わなくてもTwitter上を駆け巡ってるし個人的なネタもなんか書ききれないし…w
とりあえずこれだけは文章で。
昆虫こそ自分の生き物好きの原点であることをはっきりと再認識しました。昆虫最高です!昆虫も昆虫が好きな人も大好きです!
あとはツイートの引用と写真。




IMG_20161218_171214.jpg
アクテオンゾウカブトの幼虫。デカい!

IMG_20161218_191555.jpg
チンアナゴかな?

IMG_20161218_171408.jpg
バッタマスクの半分はフンでできています。

IMG_20161217_185020.jpg
鋏角類でありながら校章に選ばれし者。

IMG_20161218_185450.jpg
さらに恐竜類まで乱入。小田先生と、虫ヤンキー特攻服と聞いて駆けつけた所先生!

IMG_20161217_182355.jpg
愛 羅 武 蟲

IMG_20161218_202940.jpg
むし・あくタイプ。

IMG_20161218_205338.jpg
学長自らグレる。

IMG_20161218_204559.jpg
この寄せ書きが完成したものを学長が持っているはず。

募金の様子を。

昆虫大学2016 昆虫夜学 内容メモ

昆虫大学2016の1日目は大変盛況のうちに終了し、おかげさまで始祖鳥堂書店もご好評いただけました。
夜に開催された講演会「昆虫夜学」の内容メモを即席ですが公開します。

基調講演 須黒氏 ハエトリグモの魅力と婚活事情
大半のクモは視力が低い 嗅覚、触覚で探る 網を張る(張らないクモも嗅覚、触覚) 夜行性
ハエトリグモは「刮目するクモ」 優れた視力 餌を視認し飛び付く ケース内の餌を見つめ続ける マウスカーソルに反応
ジャンプする 目的地を視認
雌雄の体色の違い
ごく身近
ハエトリグモの婚活
多くのクモの生殖様式 単為生殖は確認されていない オスの生殖器は触肢(精巣から移してくる) メスをねじるようにして外雌器に挿入 求愛は振動による
ハエトリグモの求愛はダンスによる ピーコックスパイダー カノコハエトリ(アリに阻害されることも)
ヤハズハエトリ メスを見付けディスプレイ 接近 メスに触れる なぜか飼育下では失敗後カメラを見る
南西諸島 テアシハエトリ クモ食性 メスがオスを捕食することが多い
Dendryphantes属の一種 オスが噛むとメスがマヒ その隙に交接
ヨダンハエトリ オスがメスに五体投地
オスの闘争 ネコハエトリ ホンチ相撲 腕を広げ鋏角を開き威嚇(これも視覚による)
ハエトリグモの多様性
雌雄差 姿の多様性 ミカヅキハエトリ ホムラハエトリ クモマハエトリ マスラオハエトリ
コンプリート残り2種 ひとつは大雪山で1回しか見つかっていない もうひとつは見分けるのが非常に難しい
生活に必要な距離しか見えない カメラを見つめ返すことが多い
動きで虫を判定 形は無頓着

尾園氏 病み付き!?トンボ撮りへの誘い
写真家から見たトンボ 昆虫としては大きな被写体 クモも捕食 美しい 交尾の姿が絵になる
逃げやすい? 望遠レンズ必須? ではない
近付くには 低い位置から ゆっくり 真っ直ぐ(奥行き方向の動きは昆虫には視認しづらい)
膝くらいの長靴と胴長で水とヘビに備える
低いところからだと真横から撮れる 交尾の姿にピントが合わせやすい シュノーケルで水中産卵の様子も
「全部わかるトンボ」児童書だが非常に充実 ハムシハンドブック 哀川翔氏のカブトムシ飼育ブック デジタルカメラ昆虫撮影術

川島氏 標本イラスト
標本画とは 論文、図鑑に使用する図 写真とは役割が異なる
高校生当時から描き始める 一時期は鳥 実際と違う絵が多いと不満 素晴らしい画集に出会い勉強を始める
標本画は写生とは異なる 昆虫の表面の線は様々な理由による 形態学の知識がいる 毛などの特徴 何に気を付ければいいか分かる 資料性が高まる
何を示すための絵か明確にする必要がある
丸山氏の依頼で20種 1種目と20種目でニュアンスが違ってはいけない 一部分だけ全種描くのを繰り返す
原画の大きさと画材 A4 印刷に合わせて 白黒では面相筆(自分で調整 使ううちに良くなくなる)とつけペン、ロットリング
描いてみたいのは 種類というより図鑑丸ごと

長島氏 ぼくたちが一生抱きしめるたからもの
ちょうどオオゴマダラが羽化(タイミングを期間中に合わせるよう調整できる 昆虫館なら30分単位で)
月刊たくさんのふしぎ12月号「わたしたちのカメムシ図鑑 厄介者が宝物になった話」
多様なカメムシ 国内1300種以上 世界で4万種
2012年カメムシ図鑑出版 2013年記念展 ジュンク堂の専務が岩手の小学校の校長からの手紙を紹介
生徒みんなで学校の周りのカメムシ図鑑を作ったので確認をしてほしい
2月 教育委員会の出迎え 廊下はカメムシの掲示だらけ 小袋で標本付き 科学的な営みといえる カメムシかるた 町長や町民の歓待 旅費も出してもらって4月に調査
関西では見られないものが見られる 25科100種を同定して目録を作成
学術的価値以上に 憧れとワクワク
たくさんのふしぎの挿し絵 子供達が虫を捕る様子 はっちゃけた子供を追加 ぐっと動的で迫力のある絵に
子供達だけで虫を捕っていて正しい服装や安全な行動だけになるはずがない
後世に憧れとワクワクを繋ぐことが博物館の役目
採集はスイーピング、ビーティング 小さいものには吸虫管
現地でカメムシを盛り上げたのは 元理科教師の校長 自由な人柄 限界集落なのでアットホーム

蟲喰ロトワ(佐伯)氏 シン・コン 虫と私の新・昆生活
食用昆虫科学研究会
なぜ昆虫に食欲がわかないか 食べたらおいしい 昆虫を美味しく食べる未来へ
昆虫のおいしさを記載 キノコ図鑑のように みため かおり のどごし あじわい のびしろ 各100点満点 まずいのは少ない
トビイロスズメが特に美味いがトノサマバッタがメインの研究対象 孤独相
イネ科植物の利用 直接(穀物) 間接(家畜飼料) バッタなら良質タンパク質を温室効果ガス出さず得られる
フンはバッタの10倍出る 工芸材料に 紙粘土と等量で混ぜる
見た目においしい昆虫食 展肢してから焼くピザ メタリックなのに食べられる イモータンジョーを再現
新婚である
寛容な奥様 妹botの逆 脱走した虫には驚く 逃走との闘争
理解や共感より許容と寛容を引き出すこと
飼育ケースの堅牢性 脱走対策の重要性 情報共有を進めたい
許容と寛容を引き出そうとしてるという割にハジケてないか 思いと行動が伴ってないだけ
書籍「昆虫を食う」

昆虫大学2016出展情報

昆虫大学2016公式サイト

まずは出展物を。

DSC06255[1]DSC06256[1]
古生物飼育連作短編小説「Lv100」
既刊
第一集 500円
第二集 400円
第三集 300円
第四集 400円
バックヤードツアーガイドブック1 100円
バックヤードツアーガイドブック2 100円
バックヤードツアーガイドブック3 300円

新刊
第五集 400円
昆虫大学特別版「しゃかしゃかした仲間達」 400円

Lv100お買い上げのかたへのおまけ
昆虫大学向け特別コラム2編入り冊子
ファコプス柄のしおり

「プラネタリウム・カフェ」改稿したもの コピー誌 100円

DSC06746[1]
ファコプス柄カンバッジ4種 1つ100円

展示物として、
DSC06747[1]DSC06751[1]
手持ちの化石から三葉虫を中心に。

というわけで、
まずはこのブログの読者さん向けに言うと、Lv100第五集が無事に出ます!第三十六話(カメづくし)~第四十二話(高校の生物部)で大半は新生代で主に哺乳類、そして恐竜はサブキャラのノスロニクスのみという今までとはかなり異なった一冊となっております。
そして昆虫大学で初めてLv100を知る人向けの特別版。本編の節足動物の回+ガイドブックのアノマロカリス類・三葉虫・ウミサソリの項(第三集以降分の考察を追記)を収録。つまり虫目当てで昆虫大学にお越しのかた向けです。フルに太古の虫をお楽しみください。以前からの読者さんはこちらは必要なしということになります。

そして今回Lv100のいずれかの本をお買い上げのかたに
・なぜ古生物飼育連作短編小説「Lv100」には昆虫があまり登場しないのか
・古生物飼育連作短編小説「Lv100」で節足動物料理を出すとしたら
の2本のコラムが入ったコピー誌と、三葉虫ファコプスのドット絵風のしおりを差し上げます。
コラムはせっかく昆虫大学に出るのと昆虫料理研究会の皆さんの向かいのブースなので。1本目には今後出せそうな昆虫はどんなのか、さらについ最近見つかった最古の好白蟻性昆虫メソシンビオンについても言及してあります!今後出さない内容だと思うのでこの機会に是非。

プラネタリウム・カフェの改稿版は…これも一応昆虫が関係あるのでせっかくだからと。8年前の作品だけどけっこうきっちり改稿してあるので今出しても問題なくなってます。というかこれ機会があったら直したかったので。こっちはそのうちサイトのほうも直すかなと。

続いてカンバッジについて。
昆虫大学なのでうちは三葉虫推しでいこうと思って作ったんだけど、この売り上げは全部JAZAの野生動物保護の募金に入れます!
なんで急にそんなことに決めたかというと、

「生き物イベントなんて保護に貢献してないじゃないか」って言ってる人がいる

そう言う本人が出てチャリティー企画やればいいじゃん

出たら出たで何のノウハウもないからイベントで活躍するための工夫とかせずに失敗して、その失敗の原因がイベント自体の意識の低さにあるって言い出しそう

じゃあ先にやっちゃえばいいじゃん

という、まあ、いつもの逆張りですな。
実際募金自体はガチですのでよろしくお願いいたします!カンバッジそのものも綺麗な出来栄えよ!後で売上額投入の様子を撮影して流します。

展示物はいつもミネラルイベントで買ってる子達ね。
昆虫大学ということで化石とかあんまり見たことない人が多いかな?と思ったので、化石の世界に誘おうと。当然のことながらクオリティは二束三文で買える程度なんですけれども全部お手に取ってご覧いただけるので、楽しんでもらえるかと!ご質問も分かる範囲で答えますのでガンガンどうぞ!しかし大半がモロッコのデボン紀。それはそれで一地域・時代の多様性が表れてるんだけど。

というわけで、いつもと比べ盛り沢山な内容となっている始祖鳥堂書店をよろしくお願いいたします!
 | HOME | OLD »»

プロフィール

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー